ロビ族　特異なフォルムを持つ木像　f_038

おなじみロビ族から「バティバ」と呼ばれる木像です。

ロビ族の神話世界には「ティラ」と呼ばれる目には見えない精霊が存在していると考えられています。 バティバはその精霊＝ティラが依り憑く（よりつく）対象物のようなものとして、呪術師の祠といった特別な場所に置かれるものです。

一般には両腕を広げたポーズのバティバは「危険を寄せつけない」といった意味を持つといわれています。

こちらは葬儀のために使用されたものだということで、死後の世界の安全を守る役割を持たされたバティバと思われます。

特異なフォルムとなんともいえない顔を持ちます。シンプルで伸びやかな表現がみられるアイテムです。指が6本あるようですがおかまいなしです。

呪術師の祠で見つけられたもので、実際に使用したと思われる痕跡が生々しく残っています。ロビ族のアイテムならではのその絶妙な造形をお楽しみいただけたらと思います。

●原産国
ブルキナファソ BurkinaFaso

●部族
ロビ族 lobi

●サイズ
高 約29.0cm

●重さ
約210g