バマナ族　コレ結社の儀式マスク　m_123

マリ共和国の中央セグー周辺に住むバマナ族の儀式に使用されたきたハイエナを模したマスクです。

バマナに存在する6つの秘密結社においてどうしたわけか最上位に位置づけられる「コレ」（Kore society）が所有していたものです。

コレのマスクを介して憑依する存在のふざけた行動は奇妙で目にした道具を破壊したり、性的なジェスチャーをしてふざけたり、手でつかめるものは何でも食べるといったルールから逸脱しためちゃくちゃをするそうです。

そうしたコレのパフォーマンスは人間の生活と世界を超越してより精神的なレベルの存在を強調することを目的としているといわれています。

セグー地方（Segou）のコレのものとしてよく知られているハイエナマスクは細長く鋭角に表現された顔を有しています。そして、口を大きく開いて先のとがった耳を持っています。

こちらは丸みを帯びた形の特徴からシカーソ地方（Sikasso）の腕の立つ呪術師の手によるものと推測します。

三角形の目やおおきな鼻、独特のテクスチャ、見所たっぷりの部族オリジナルのマスクです。

激しくダンスをしてどこかにブツけたのか知識が詰まっているのか、おでこがぷっくりふくらんでいます。

●原産国
マリ共和国 Mali

●部族
バマナ族 Bamana

●秘密結社
コレ Kore society

●本体のおおよそのサイズ
Height 44.0 cm× Width 18.0 cm × Length 15.0 cm

●年代
-

●素材
木、顔料、植物繊維の紐

●来歴
Ex. in situ
Ex. Gallery Collection(de)

●その他
専用オーダースタンド付属