ドゴン族　ヤギを模した四角い目と口のワルマスク　m_078

マリ共和国のバンディアガラの断崖近くに住むドゴン族からヤギを抽象的に模した「ワル」と呼ばれるマスクをご紹介します。

12年に一度祖先の霊をまつる「ダマの祭り」やドゴン族の重要な人物（祖先）にお祈りをするお祭りに使用されるものです。

ドゴンの神話世界を表現するためのもので、短い角でヤギの特徴を表しています。

四角い顔と、目、それに口です。ヤギを簡略化しすぎたシンプルな抽象表現はドゴン族ならではのものです。

野生の荒々しさを表現しているはずなのにキョトンとした口や四角の目がかわいらしい印象のマスクです。

こちらは1980年代に現地で発見されて海外のコレクターが所有していたものです。

●原産国
マリ共和国 Mali

●部族
ドゴン族 Dogon

●サイズ
縦…約59.0cm

●製作年代
1980年頃