エウェ 多面立像 f_155
西アフリカに住むエウェの木像です。「ヴードゥー」(フォン語:Vodún、仏:Vaudou、ハイチ語:Vodou、英:voodoo)の儀式に使用されてきた多面立像となります。
ヴードゥーは17世紀から18世紀にかけてダホメ王国の建国と拡大の過程で、フォンやエウェ、アジャ、ヨルバの伝統的な神々と土着信仰が習合して自然発生したといわれています。
ヴードゥーの本来の呼び方の「ヴォドゥン」(Vodún)はフォン語で「精霊」、ヨルバ語では「神」を指すとされています。(ン・マ では分かりやすく「ヴードゥー」表記といたします。)
ヴードゥーには、はっきりした教義や教典がなく、宗教法人としての組織もなく、布教活動もしないようです。そうした決まった形のない捉えどころのなさが、ヴードゥーらしさとも言えそうです。
一方で、超自然的な存在を認め、それらと関わるための儀式や手順はしっかりと体系化されています。呪術の扱いに特化して受け継がれている点が、ヴードゥーの大きな特徴なのかもしれません。
アフリカを起源に持つヴードゥーの文化は黒人奴隷貿易によりアメリカ大陸やカリブ海の島々、とくにハイチで広まりました。
そして、ハイチのヴードゥー文化は憑依の儀式、生贄、死者の復活(ゾンビ)やヴードゥー人形を使った魔術などで知られるようになりました。
ハイチではかつて「奴隷の邪教」として支配者に禁止されていましたが、カトリックの要素を取り入れることで徐々に認められ「キリスト教ヴードゥー」として続いています。
こちらはアフリカのトーゴで作られたオリジナルの民間信仰に近い木像となります。
頭だけがにょきっとたくさん生えていて異形の佇まいですが、その表情はどのお顔もとてもおだやかです。
原初のエウェのスタイルなのでしょうか?うねるようなヘアースタイルをしていて、生成り色の布を身にまとっていておしゃれです。
現地収集品として西欧に渡りギャラリー展に出品された経緯のある確かなお品です。
目の合った瞬間にただものではない雰囲気に惹かれました、3つの顔が見つめてくるので目が合いやすかっただけなのかもしれません。たくさんの目で見つめられるため、語りかけられているような気のしてくる木像です。
村の外敵からの攻撃を防ぐプロテクション(保護)を高める目的で生み出されたものだと推測されます。
西洋のギャラリーからアートコレクターの所蔵を経て、これ以上ない良好なコンディションで ン・マ へとやってきてくれました。
アフリカのヴードゥーの素朴な本質を持つ特別な1体です。
<参考サイト>
ブードゥー教 - wikipedia
ダホメ王国 - wikipedia
フォン語 - wikipedia
エウェ語 - wikipedia
ヨルバ語 - wikipedia
アボメイの王宮群 - wikipedia
●原産国
トーゴ Togo
●人々
エウェ Ewe
●本体のおおよそのサイズ
h39.0 cm × w20.0 cm × 7.0cm
●重さ
1,462g
●素材
木、布
●年代
Mid 20th century(1945 - 1960頃)
●来歴
Ex. in situ
Ex. gallery collection(FR)
Ex. private collection(IT)
●スタンドの有無
無
●商品数
1点
【重要】
*こちらのお品にはスタンドは付属いたしません
*儀式使用と経年によるヒビ・ワレ・欠け・スレ・汚れ等のダメージがございます
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