モバ　巨頭の祖先像　f_147

北ガーナに近いトーゴに住むモバの「巨頭の像」です。

「チチェリ」（Tchitcheri）と呼ばれる木像です。「祖先の姿」や「超自然の存在」を表現したものといわれており、モバの村を守る存在として祈りの対象となっている説が有力です。

モバの村でも限られた呪術師（占い師）の男性とその息子だけが作ることのできる、匿名性と秘匿性の高いプリミティブな作品です。
ちなみに、呪術師ではない者が防護薬を使って彫ることも可能らしいですが、その行為は危険だと考えられているようです。

チチェリには「小」「中」「大」とサイズ別におおまかに3つの種類があります。

こちらは中サイズで「祖先の像」（Bawoong tchitcheri）として手にいれたものです。このような姿の祖先がかつて存在したのでしょうか？目と思われるくぼみが4つもあってボーリング玉のようです。

制作年代は不明ですが、祠に長く安置されてきた雰囲気があります。

「のしっ」と構えたバランスの良いフォルムで「この世のものではない」存在感を漂わせています。頭の一部に大きめのワレがございます。

オランダのプライベートコレクション（特注スタンド付き）からアメリカの美術商を経由してン・マへとやってきた巨頭です。

＜参考サイト＞
Moba Tchitcheri Shrine Figure - plu.edu

●原産国
北ガーナ/トーゴ Northern Ghana/Togo

●人々
モバ Moba

●本体のおおよそのサイズ
h51.0cm（スタンド含h54.5cm）

●重さ（スタンド含）
約2855g

●素材
木

●年代
-

●来歴
Ex. in situ
Ex. private collection(nl)
Ex. art dealer(us)

●スタンドの有無
有 - 木像本体と固定された、古い特注スタンドです。汚れや小さなキズがあります。

●商品数
1点

【重要】
＊こちらのお品には写真の専用スタンドが付属します。
＊モバの村で経年使用されたことによる・大きなワレ・欠け・スレ・汚れ等のダメージがございます。