ドゴン族　白っぽい木肌のミニハシゴ　o_117

おなじみのドゴン族の手による「ミニハシゴ」です。

本物のハシゴをミニチュア化したものはドゴン族だけが作る特別な意味合いを持ったアイテムです。

ドゴンの各家庭には土器のような壺が置かれています。そのなかには壺の持ち主の魂が存在すると考えられています。

こちらのハシゴはその壺に寄り添うように立てかけられて使用されていたものです。

壺の持ち主が亡くなったときその魂がこのハシゴを使って祖先たちのいる世界へのぼっていくといわれています。あの世とこの世を繋ぐような意味を持たされた特別なドゴンのハシゴです。

1920年代頃のものとして手に入れました。年季の入った白っぽい木肌です。

これまでどれだけの魂がこのハシゴをのぼっていったのでしょうか力強い造形をしていて独特の雰囲気があります。

●原産国
マリ共和国 Republique du Mali

●部族
ドゴン族 dogon

●製作年代
1920年頃

●おおよそのサイズ
H/29.0 cm　W(最大)/10.0 cm　D/3.0 cm

●来歴
Ex. Ex. in situ（Mali）
Ex. 日本の骨董店