グルンシ族　儀式マスク　m_011

ブルキナファソのグルンシ族（ヌヌマ）が儀礼に使用するマスクです。

グルンシは、創造の神である「イ」の祭壇を作り、すべての神は「ス」と呼び、それらがマスクや立像などに宿ると信じている。「ス」は、人々に幸福をもたらし、敵を撃退し、出産の助けとなり、また社会のルールを守るように導く。（AFRICAN ART MUSEUM「アフリカ美術講座」参照）

こちらのマスクは森の奥地(Bush)にいる精霊を表しており、動物の形を模したものと言われています。その意味する動物の行動を真似たダンスをします。その動きはながく受け継がれてきたもので、決まった型を持ちます。
村のお祝い、お葬式、イニシエーション、不妊治療の儀式、エンターテイメントを含む儀式など様々なシチュエーションで使用されるものです。

丸みと直線のデザインが見事に融和されています。

実際に使われてきた古いものですのでところどころダメージがあります。右目のところに浅いヒビ、右唇の上部に1ヶ所ワレのリペア跡があります。
張り巡らされたラインのデザインは、ボボ族、ブワ族、モシ族などのマスクと共通しています。

●原産国
ブルキナファソ Burkina Faso

●部族
グルンシ族 Gurunsi

●サイズ
縦　約41cm×横　約20cm

●製作年代
-