アダン族　てろてろのプーリー　f_022

ン・マでおなじみのガーナ・アダン族から風化して子どものようなフォルムになった四角いボディのプーリーです。

はじめは儀式にまつわる小像だと思っておりましたが、足の形状からプーリー（機織り機）の一部として使われてきたもののようです。

1910年頃から使われてきたという年季が入っていて、全体的にてろてろと丸くなっています。

可動式の腕が剥落して穴が残っています。
頭頂部にも穴があります。道具として使われた痕跡だろうと思います。

かすかに口と鼻の造形が分かるのっぺらぼうに近いお顔です。
右足を上げてよちよちのバランスで立っています。

部族での経年使用からくる風化やキズといったダメージがあります。

●原産国
ガーナ Ghana

●部族
エウェ（アダン）族 Ewe(ADAN)

●サイズ
高　約11.0cm

●材質
木

●スタンド
簡易スタンド付

●製作年代
1910年頃