フォン族　魔法の材料を巻いたヴードゥーの黒い像　f_062

西アフリカはベナンに住むフォン族の手による小さいけれど存在感のある木像をご紹介します。

ヴードゥーの民間信仰にまつわる呪物でマジカルな意味合いの強いアイテムです。外部からの呪術をはねかえしたり、相手に呪術をかけたり、病気を治療するために使用されます。

西アフリカやハイチで呼び習わされている「ヴォドゥン（Vodun）」がその語源とされています。ヴォドゥンとはフォン語で「精霊」の意味を持ちます。

教義や教典がなくて宗教法人として認可された教団もなくおまけに布教活動もしないため「民間信仰」といった捉え方がヴードゥーの在り方に即しているとされています。

その儀式は太鼓を使ったダンスや歌、動物の生贄、神（精霊）が乗り移る「神がかり」などからなります。ヴードゥーを取り仕切る神官は、フォン語で「hun gan」と呼ばれます（英語では「ウンガン（Houngan）」）。

（ウィキペディア「ブードゥー教」参照）

魔法の材料が腰に巻かれたままとなっています。

＊もしこの材料を取り出したい場合は、お客さまの自己責任でお願いいたします（どのような呪術がかけられているか分かりかねます）

ヴードゥー教の儀式で使われてきた痕跡があります。黒く変色した木肌です。お酒をかけたり、あるいは生贄（動物）の血が捧げられた可能性もあります。特別な匂いを発する場合がございます。

●原産国
ベナン共和国 Republique du Benin

●部族
フォン族 Fon

●サイズ
高 約13.5cm

●材質
木、布、魔法の材料（中身は不明）

●製作年代
不明