クウェレ族　耳に目の精霊像　f_096

ガボンに住むクウェレ族を守るウサギのような精霊の像です。

クウェレでは説明できない死、病気の蔓延、及び、個人やコミュニティを混乱させる謎の脅威はなんらかの「呪術」「魔術」によって引き起こされると信じられているそうです。

こちらの木像もそうした訳のわからない「恐ろしい呪い」に対抗したりやりすごしたりして村に安定をもたらすために作られた呪物（部族を守護する精霊）のひとつだと思われます。

クウェレの「精霊」を表したとされる稀少な作品です。美術館でガラスに閉じ込められていてもおかしくないものだと思います。

首や腰に糸縄のようなものが巻き付けてありツヤのある黒い塗料で塗り固められています。

骨董でもなくアンティークやアートでもない、そうした枠組みの外にいる存在をお手元に置いてみてはいかがでしょうか。

手を胸に当て目を耳にもっていき空を見上げています。重心が後ろにありますがかろうじて自立します。硬質な1本の木から削りだされた、「かわいらしさ」と「異質感」の漂うオーセンティックな部族作品です。

●原産国
ガボン Gabon

●部族
クウェレ族 Kwele

●材質
木、木皮糸？、塗料

●おおよそのサイズ
高22.5 cm x 幅8.0 cm x 厚6.0cm - 6.5cm

●年代
-
●来歴
Ex. in situ
Ex. Private Collection