マンビラ タデプ像 f_146
マンビラ人はナイジェリアとカメルーンの国境の両側に住んでいて、そのほとんどはナイジェリアのマンビラ高原に住んでいます。
集落の家々は通常、中央の中庭を囲むように建てられていて、呪術的な力を持つ植物が生育する小さな区画を除いては、中庭は何もない空間に保たれています。
その空間の大部分は「魔女」から屋敷を守るためのものだと言われています。
マンビラの人々は創造神(Cang or Nama)を信じているものの、崇拝するのは先祖だけのようです。
クモやカニの占い(Ngam)、月のサイクルに関連した伝統的な儀式があり、生活と呪術の結びつきを知ることができます。
今回ご紹介する「タデプ」もそうしたマンビラのアニミズム思想にまつわるもののひとつです。
「スアガ」または「スア」(Suaga or Sua)と呼ばれる秘密結社、もしくは医療の集団(Healing association)に関係して生み出されたマジカルな作品です。
独特な手のポーズ・ジェスチャーは、医療の集団に関係するもののようです。
こうしたタデプは人間の住む村と荒野の境界にある離れの小屋、祠、蔵のような場所の正面に安置されています。
タデプは祖先の像として考えられる他、魂・生命エネルギー・治癒力といった霊的な要素を入れて治療目的で呪術儀式に使われたり、泥棒除けにもなるとされる頼れる存在です。
<参考サイト>
マンビラ族 - Wikipedia
アフリカ美術講座 - AFRICAN ART MUSEUM
<参考画像引用元>
MAMBILA: Tadep "Ancestor" Figures
●原産国
ナイジェリアとカメルーンの国境の両側 Nigeria and Cameroon border
●人々
マンビラ Mambila
●本体のおおよそのサイズ
h30.0cm × w14.0cm × 厚15.0cm(スタンド含h35.0cm)
●重さ(スタンド含)
約1376g
●素材
木、塗料、釘
●年代
-
●来歴
EX. in situ.
EX. private collection(fr)
●スタンドの有無
有 - 木像本体と固定
●商品数
1点
【重要】
*こちらのお品には写真の専用スタンドが付属します。
*経年使用による・ワレ・欠け・リペア・スレ・汚れ等のダメージがございます。
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