ママ　マンガムのマスク　m_135

ナイジェリアに住むママの男性が儀式に使用するマスクです。

このタイプのマスクが使われる儀式は「マンガム」（Mangam）と呼ばれています。

村の秘密結社である男性グループが使用するもので、彼ら（＝マスク憑依者）は村の繁栄の守護者でもあるようです。椰子の葉を結び付けて頭に乗せるようにして使用されます。

動物（バッファロー、牛）を模したとされるフォルムは高度に抽象化されていて、シンボリックに表現された角の「円」が特徴的です。

野性的なダイナミックさがありますが、全体を見るとどこか女性的な柔らかい雰囲気も漂っています。

こちらはハード＆ソフトなフォルムがひとつにまとまった、ママのマスクの中でも特にバランスに優れた個体だと思います。

カムウッドという木から採れる赤い染料で着色されています。表面に染み込んだカムウッドの赤い色がヒビ割れてオーセンティックなテクスチャを生んでいます。

大きすぎず小さすぎない、頭に乗せるのにちょうどよさそうなサイズ感です。
頭に乗せる部分の木の表面になめらかなテカりがあり、儀式使用の痕跡と考えられます。

繋ぎ合わせはなく、1本の木から削りだされたものです。

ママのマスクの特性上、穴あき・表面のヒビ・割れ・塗料の剥離・汚れ等のダメージがございます。


●原産国
ナイジェリア Nigeria

●部族
ママ Mama

●サイズ
H 35.0cm × W 23.0cm × D 14.0cm

●重さ
約1108g

●製作年代
-

●素材
木、カムウッド（染料）

●来歴
EX. in situ.
EX. private collection(LT)

●スタンドの有無
無

●商品数
1点

【重要】
＊こちらのお品にはスタンドは付属いたしません
＊ママのマスクの特性上、穴あき・表面のヒビ・割れ・塗料の剥離・汚れ等のダメージがございます