ペンデ族　ハート型の赤ら顔をしたマスク　m_070

コンゴに住む東ペンデ族から、カモシカを模したといわれるハート型の顔のマスクをご紹介します。

ペンデ族では彫刻家の職業（と、その伝統的な技術）は父からその息子へ脈々と受け継がれていきます。

東ペンデの手によるものは、抽象性が高く幾何学的な文様を織り込んだスタイルです。同じペンデ族でも中央から西に移動するにつれて造形に大きな違いが表れます。

マスクを装着した者は先祖代々の力を具現化し、超自然の世界と現世をつなぐ仲介者としての役割を果たします。結社加入のイニシエーションやお祭りに登場し、野性味にあふれるダンスを披露します。

ハート型の顔や目の下のマーク、ダイナミックな角が特徴的な作品です。顔にあたる部分は赤い染料で塗られています。存在感のあるマスクです。

経年使用による、キズ・スレ・欠け・前所有者によるナンバーの書き込みなどがございます。

●原産国
コンゴ民主共和国 R.D.Congo

●部族
東ペンデ族 Eastern Pende

●サイズ
高…約33.0cm

●製作年代
-

●来歴
Ex. Private Collection