グルンシ族　文様のブレスレット　o_146

ブルキナファソに住むグルンシ族の古いブレスレットです。

グルンシの女性の当時のおしゃれアイテムです。豪華な文様装飾があることから、もしかすると王族関係の女性が着用したものかもしれません。

ちなみに、グルンシでは創造の神とされる「イ」を祭壇に祀りすべての神を「ス」と呼び、それらが呪術師が作る造形物に宿るといわれています。

「ス」は部族に豊穣をもたらし敵を打ち負かしたり出産を助けたり、部族のルールを守るように導くとされています。その存在は儀式時にマスク装着者に憑依してそのものとなり人々の眼前に立ち現れるのだそうです。

うずまきのような文様があしらわれています。土星のような輪が中心にあり特徴的なアクセントとなっています。

まっすぐではない変則的な歪みが凪状態の波のようなゆったりとした見た目となっています。また、真横から見ると出来そこないの空飛ぶ円盤のようにも見えてどこか懐かしさを感じさせるフォルムです。

とても古いブレスレットです。ズシリとくる重さがあります、黒に近い落ち着いた色味です。

●原産国
ブルキナファソ Burkina Faso

●部族
グルンシ族 Gurunsi

●おおよそのサイズ
本体 w 約 13.0 cm、h 約 6.0 cm
腕を入れる丸い箇所の広さ（最大）約 7.0 cm

●おおよその重さ
約 495 g

●素材
（おそらく）真鍮

●年代
不明

●来歴
現地収集品 in situ