マリ共和国「ジェンネ」(Djenne)から出土した、端正な白い器です。

ちなみに、マリのニジェール・デルタ奥地に住むボゾの言葉では、「ジェンネ」＝「水の精霊」の意味があるとされます。

ジェンネの特徴的な建築物群は、1988年にユネスコの世界遺産に登録されています。
現在の都市の周囲5km圏内の考古学的調査の結果、この地方には紀元前3世紀以降に人が住んでいたことが明らかになっています。

こちらは「直線」と「球形」で構成された器です。

ぽっこりした丸みとは対照的に、口縁の直線的なラインに緊張感があります。
元はまっ白に塗られていたようで、特別な儀式のための道具、もしくは特別な埋葬品だったと推測されます。
経年により白はだいぶ落ちて色あせているものの、際立った白さをいまなお見ることができます。（実際には写真よりやや灰色がかった青白さがあります。）

口縁の一部に欠けの修復、こまかい欠けがございます。その他には、目立ったワレ・欠けはなく、この手の出土品としては完璧に近く良好な状態です。

＜参考サイト＞
ジェンネ - Wikipedia


●原産国
マリ Mali

●CULTURE
ジェンネ Djenne

●本体のおおよそのサイズ
h14.0 cm、w9.5 cm

●重さ
約 268g

●推定年代
-

●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(de)

●スタンドの有無
無 - 自立しません。器を置くための簡易的なプラスチックリングをお付けします。

●商品数
1点

【重要】
＊こちらの器は自立しません。器を置くための簡易的なプラスチックリングをお付けします。
＊ジェンネの出土品です。口縁に欠けの修復・色落ち・細かいキズ・スレ・汚れといったダメージ等がございます。