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ムルシ族 女性が下唇にはめるお皿 o_013

ムルシ族 女性が下唇にはめるお皿 o_013

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ムルシ族の成人女性(15・16歳~)が、下唇につける土器で作ったお皿で「デヴィニヤ」と呼ばれるものです。
成長するにしたがって、お皿をゆっくりと大きなものにかえていきます。

ずっとむかしの奴隷貿易が盛んだった数百年前頃、自分を醜く見せることで商品価値を無くし捕えられないようにしたのが「デヴィニヤ」のはじまりといわれています。

現在ではファッションや観光客向けのものとしての側面が大きく、大きなデヴィニヤをつけているほど美しくオシャレな女性とされます。また、大きければおおきいほど結婚する時の結納に交わされる牛の数も多くなるといわれています。(下記サイト参照)

なかには顔の大きさほどのものをはめている女性もいます。男性の前ではとってはいけないものとされてはいますが、エチオピア政府からの指導もあり普段は外している女性も多いといいます。皿が歯に接触するためか、前歯の上下二本つづを抜いている場合が多いです。

一方でムルシ族の男性はというと、デヴィニヤをはめることはないものの成人儀礼として身体に傷をつけて模様を作ったり、常食の稗(ひえ:ソルガム)の収穫後「ドンガ」という2メートルほどの杖で他の村人と戦う習慣があるようです。その戦いは「スティックファイト」と呼ばれ、戦いに勝利した者は一族の尊敬を集め、また、自分の好みの女性を娶るチャンスも勝ちとるのだそうです(下記サイト参照)。

伝統的な文様が描かれていて雰囲気があります。表面に白い塗料のようなものの跡が残っています。かつてはなんらかの模様が描かれていたと思われます。 なかなか手に入ることがないアイテムです。

●原産国
エチオピア ethiopia

●部族
ムルシ族 Mursi

●サイズ
直径 約13cm×厚み 約1cm

●素材
陶器 pottery

●製作年代
-e

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