ドゴン族 祠のフェティッシュ o_189
ドゴン族 祠のフェティッシュ o_189
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マリ共和国のバンディアガラの断崖に住むドゴン族の「Binu shrine」(ビヌの神社)に祀られていた思われるフェティッシュ像です。
神聖な場所とされる Binu shrine の祭壇に置かれるタイプの像です。アメリカのギャラリーの秘蔵コレクションがン・マにやってきました。
膝を折り曲げてお祈りしている人やはしごとはしごをのぼる人の姿を抽象化したもの、または、祖先の魂がだんご状に連なるイメージを表現したものではないかと推察しています。ドゴンの精霊が降り立つときの目印になるようにシンボリックに表現された雰囲気のあるフォルムです。
ドゴンの部族神話は口伝により複数のバージョンが存在しています。それと、ドゴンの祖先がどのようにしてバンディアガラの土地に辿りついたのかについても様々な話が伝わっているようです。
その信仰はおおまかに分けると人類発生までさかのぼる部族の創世神話につながる「祖先(精霊)」信仰と、バンディアガラで遭遇した「地母神」信仰により成り立っているとされます。
そして、ドゴン族にはおもに3つの秘密結社が存在していて、それぞれ「Awa」(アワ)、「Lebe」(レべ)、「Binu」(ビヌ)と呼ばれています。
「Awa」はドゴン族の神話に登場するすべて宇宙の創造主「Amma」(アンマ)と、Ammaによって創造された最初の人類の祖先である「Nommo」(ノンモ)の原初的なパワーを呼び覚ます目的を持つとされます。ドゴンの儀式でマスクをかぶって踊っているのはAwaのメンバーです。
「Lebe」は農業と強く結びついていて地母神Lebeを祀り豊穣を祈ります。Lebeの首長はホゴンと称されています。ちなみにLebeの神は毎晩のように「蛇」になってホゴンを訪れると信じられているそうです。そして「浄化」と「生命力注入」の意味でその皮膚をなめるのだそうです。
「Binu」は神話上の祖先の精霊とつながることのできる「神聖な場所」=「Binu shrines」を担っています。祖先の精霊が乗り移る動植物・自然物を目に見えるようにシンボリックに表現してその内部に祀ります。そして、精霊とのコミュニケーションやお祈りや生贄の儀式を行います。
この像は Binu shrines を目印として降りてくる目に見えない精霊を宿すための「依り代」のようなものとして祀られていたものだろうと思います。
オリジナルのフォルムを有してドゴンの精霊を宿す(宿しやすい)という稀な特性を備えています。
祠に祀られていた古い呪術道具となります。経年による風化・ワレ・カケ・キズ・穴・脆い箇所・汚れといったダメージ等があります。
写真にある簡易的なスタンドをお付けします。(しっかりと固定するものではありません。スタンドには汚れやキズ等がございます。)
<参考サイト>
「The Binu shrine」(www.dogon-lobi.ch)
「House of the Hogon」(www.dogon-lobi.ch)
「Sacred Sites of the Dogon, Mali」(World Pilgrimage Guide / txt. Martin Gray)
「ドゴン族」(wikipedia)
「バンディアガラ」(Google map)
●原産国
マリ共和国 Republique du Mali
●部族
ドゴン族 dogon
●本体のおおよそのサイズ
高36.0 cm x 幅5.0 cm
(台を含めた高さ)39.0cm
●素材
木
●推定年代
-
●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(US)
【重要】
*写真にある簡易的なスタンドをお付けします。(しっかりと固定するものではありません。スタンドには汚れやキズ等がございます。)
*祠に祀られていた古いもののため、風化・ワレ・カケ・キズ・穴・脆い箇所・汚れといったダメージ等があります。
神聖な場所とされる Binu shrine の祭壇に置かれるタイプの像です。アメリカのギャラリーの秘蔵コレクションがン・マにやってきました。
膝を折り曲げてお祈りしている人やはしごとはしごをのぼる人の姿を抽象化したもの、または、祖先の魂がだんご状に連なるイメージを表現したものではないかと推察しています。ドゴンの精霊が降り立つときの目印になるようにシンボリックに表現された雰囲気のあるフォルムです。
ドゴンの部族神話は口伝により複数のバージョンが存在しています。それと、ドゴンの祖先がどのようにしてバンディアガラの土地に辿りついたのかについても様々な話が伝わっているようです。
その信仰はおおまかに分けると人類発生までさかのぼる部族の創世神話につながる「祖先(精霊)」信仰と、バンディアガラで遭遇した「地母神」信仰により成り立っているとされます。
そして、ドゴン族にはおもに3つの秘密結社が存在していて、それぞれ「Awa」(アワ)、「Lebe」(レべ)、「Binu」(ビヌ)と呼ばれています。
「Awa」はドゴン族の神話に登場するすべて宇宙の創造主「Amma」(アンマ)と、Ammaによって創造された最初の人類の祖先である「Nommo」(ノンモ)の原初的なパワーを呼び覚ます目的を持つとされます。ドゴンの儀式でマスクをかぶって踊っているのはAwaのメンバーです。
「Lebe」は農業と強く結びついていて地母神Lebeを祀り豊穣を祈ります。Lebeの首長はホゴンと称されています。ちなみにLebeの神は毎晩のように「蛇」になってホゴンを訪れると信じられているそうです。そして「浄化」と「生命力注入」の意味でその皮膚をなめるのだそうです。
「Binu」は神話上の祖先の精霊とつながることのできる「神聖な場所」=「Binu shrines」を担っています。祖先の精霊が乗り移る動植物・自然物を目に見えるようにシンボリックに表現してその内部に祀ります。そして、精霊とのコミュニケーションやお祈りや生贄の儀式を行います。
この像は Binu shrines を目印として降りてくる目に見えない精霊を宿すための「依り代」のようなものとして祀られていたものだろうと思います。
オリジナルのフォルムを有してドゴンの精霊を宿す(宿しやすい)という稀な特性を備えています。
祠に祀られていた古い呪術道具となります。経年による風化・ワレ・カケ・キズ・穴・脆い箇所・汚れといったダメージ等があります。
写真にある簡易的なスタンドをお付けします。(しっかりと固定するものではありません。スタンドには汚れやキズ等がございます。)
<参考サイト>
「The Binu shrine」(www.dogon-lobi.ch)
「House of the Hogon」(www.dogon-lobi.ch)
「Sacred Sites of the Dogon, Mali」(World Pilgrimage Guide / txt. Martin Gray)
「ドゴン族」(wikipedia)
「バンディアガラ」(Google map)
●原産国
マリ共和国 Republique du Mali
●部族
ドゴン族 dogon
●本体のおおよそのサイズ
高36.0 cm x 幅5.0 cm
(台を含めた高さ)39.0cm
●素材
木
●推定年代
-
●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(US)
【重要】
*写真にある簡易的なスタンドをお付けします。(しっかりと固定するものではありません。スタンドには汚れやキズ等がございます。)
*祠に祀られていた古いもののため、風化・ワレ・カケ・キズ・穴・脆い箇所・汚れといったダメージ等があります。
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