チャド共和国　アブストラクトオブジェクト（貨幣）　o_106

チャド共和国からアブストラクト（抽象的）な貨幣をご紹介します。

この世のものではないものが踊る奇妙なダンスの影を見ているような気がしてきます。どの向きが正解というのはなさそうなので、いろいろな角度からの見ためや想像をお楽しみいただけましたらと思います。

アフリカの貨幣のなかでもヘンテコ造形のトップを独走しているように感じています。

紙幣や硬貨が流通するずっと前のアフリカではビーズや貝・食塩・織物などが貨幣の役割をしてきたといいます。

その中でこのような金属から作られた貨幣はかつての武器や装飾品・農耕に使われた道具から形が発展したとされさまざまなバリエーションが存在します。

（片面に）控えめにあしらわれた5つの丸印がポイントとなっております。おそらく貨幣の価値を表したものかと思われます。

ちなみにザイールのトポケ族で使用される「Libanga」と呼ばれるとても大きな貨幣は、30本で花嫁を迎えることができるといわれています。

なかなか見つけることができないため見つけると買い求めてきました。それでもこれまで数本しか手に入れることができていません。

●原産国
チャド共和国 Republique du Tchad

●部族
-

●おおよそのサイズ
長さ 45.0cm　幅（最大）15.0cm　厚さ 0.2cm

●年代
-c