クランゴ　流線形の座像　o_199

コートジボワールの北東に住むクランゴだけで流通している極めて稀少なブロンズの座像です。

クランゴの人々はこのような像を「ハニェディオ」（Hanyedio）、「コラボフラ」（Korabohula）、「ピニオ」（Pinio）と呼んでお守りや魔除けとしたようです。

そして、それらの姿は自然界、森、水路に存在する小さな精霊を表しているとされます。

流線形で逆三角の2つの頭を正面に向けてすっと正座しています。
石のようなテクスチャですがブロンズ製でございます。

大層らしさのない素朴で小さなアブストラクトです。床の間に座らせてみてもずっと昔からそこにいた顔をして案外なじむかもしれません。

ほとんど出回ることのない謎の多いブロンズ像です。サザビーズによればこのタイプのものは、「おそらくすべて同じ創設者のfondeur（鋳造工? 呪術師?）による作品」とのことですが、詳細は明らかにされていません。

経年により石のような姿になって座っています。

＜参考サイト＞
Figurine en "bronze", Kulango, Cote d'Ivoire - sothebys.com

●原産国
コートジボワール Cote d'Ivoire

●人々
クランゴ koulango

●本体のおおよそのサイズ
h9.5cm、w(最大)3.8cm

●素材
ブロンズ

●推定年代
-

●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(fr)

●スタンドの有無
無

●商品数
1点

【重要】
＊こちらのお品にはスタンド等は付属しません。
＊古いブロンズ像です。経年による素材の劣化、汚れ、スレ、サビといったダメージ等がございます。