ダトーガ パキダムの盾 o_222
タンザニア中北部のシンギダ地方に広く住むダトーガ(タトゥル)の戦士が使用したパキダムの盾です。
マンガティ、タトゥル、ダトグ、ダトガ、タトガ、タトグとも呼ばれて細分化した言語は方言があり、同じダトーガ語でもコミュニティにより相互理解が難しいほど大きな違いがあるといわれています。
ちなみに、マサイでは「マンガティ」=「敵」を意味していますが、ダトーガでは歴史的にマサイの敵であることに誇りを持っているため、その呼び名に不快感はないようです。
ダトーガではキリスト教信仰を含む文化的変化に抵抗があり、伝統的なアニミズムの信仰と慣習を強く守っています。
彼らは先祖を敬い畏れるアニミストで、「アシータ」(Aseeta)と呼ぶ創造神を信じているようです。
アシータは遠く離れた非人間的な存在のため、その霊的な助けは先祖とのコミュニケーションを通して見出されると考えられています。
特に女性は宗教生活、歌と祈りにおいて大きな役割を果たすとされます。
敵対するマサイとの戦闘の痕跡でしょうか、盾の一部に切られたようなキズ跡が残っています。
マサイの楕円形の盾とは少し異なる丸い形状をしている点も興味深いと思います。
「パキダーム」と呼ばれるカバ、サイ、水牛、ゾウなど厚皮動物の皮から作られています。
素朴で力強いアニミズムペイントの施されたダトーガの名品です。
<参考サイト/参考画像>
Datooga language - ウィキペディア
●原産国
タンザニア Tanzania
●CULTURE
ダトーガ タトゥル Datoonga Taturu
●本体のおおよそのサイズ
46cm × 45cm
革の厚み 約4mm
●素材
パキダム、ペイント pachyderm leather & paint
●推定年代
-
●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(be)
●スタンドの有無
無
●商品数
1点
【重要】
*こちらの作品にはスタンドは付属しません。
*戦闘に伴うと思われるキズの他、経年劣化、亀裂、破れ、ヒビ、ワレ、裏面の剥がれ、汚れ等のダメージがございます。
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