アダン族　とぼけた顔でくねった木像　f_024

魅力のある造形が多いアダン族の木像、ン・マではその中でもとくに目を引くアイテムにスポットを当ててご紹介していきたいと思っています。

祭祀を行うための祠（祭壇のようなところに）に祀られるもののなかのひとつです。お祈りや願いを叶えてくれそうなくれなそうな、そんなとぼけた表情が魅力のひとつとなっているかと思います。

それに、木のラインをそのまま生かした体部分も見逃せません。腰のあたりをくねらせて気取った立ち姿とそのとぼけた顔、飽きのこない素朴なコントラストです。

もともと全体を黒く塗られていたようです。時代を経てきたことから現在はその色のほとんどが剥げ落ちて、頭と背の一部にその名残りをとどめているのみです。

●原産国
ガーナ Ghana

●部族
エウェ（アダン）族 Ewe(ADAN)

●サイズ
高　約35.0cm

●材質
木

●製作年代
1950年代-