「祠」(ほこら, 英語: hokora,shrine)
祠(ほこら)とは、神を祀る小規模な殿舎。語源は神道用語の「ほくら(神庫、宝倉)」の転訛という。もともとは古神道に由来する。神社の簡略形で、人が立ち入ることが難しい場所や、集落や個人が所有する土地に設置され、神職は常駐しない。祠 - wikipedia
武雄の大楠 - 佐賀県武雄市
ン・マの奥地へと進んでいくと霧が立ち込めてもやもやのなかからひっそりと佇む黒っぽい祠が見えてきました。
そんな、サイトにときたま現れる祠をイメージして、「Hokora」(私の祠)のブログ・シリーズといたします。
ブログでは祠からランダムに取り出したアイテムについて、個人的な感想を書いていきたいと思っています。
episode
あるとき公園中央の電灯付近、いつもなら何もない砂だけのスペースに見ず知らずの子どもたちが作った原初の「祠」のようなものを見つけました。
「石」「木の棒」「草」で構成されて四角に区切られたそのスペースには子どもたちにしか分からない「なにか」が祀られているようでした。
はたして「虫」の亡きがらでも祀ったのでしょうか?
ですが、その数時間後に気になって公園に戻るとそれはもう跡かたもなく消えていたのです。「こわさないで」と砂に書かれた文字も、もう読むことはできませんでした。
一瞬だけ存在して消えたそれはいまも私の記憶の奥のほうで蜃気楼のように漂っています。