イグボ コイルのマニラ o_247
ナイジェリア南東部に住むイグボ(Igbo/Ibo)で使用されていた50年以上前の古い鉄貨です。
円盤・アンテナのようなデザインと螺旋のコイルになった本体が特徴的な、ナイジェリア南東部のイグボ民族が使用していた伝統的な通貨「マニラ」(Manilla)です。
「コトポ」(Okpogho)または「エゴ・イグウェ」(Ego Igwe)(「鉄のお金」の意)とも呼ばれています。
厚めの銅、青銅、真鍮の棒を何重にも巻いて成形されたものです。コイルの両端には円盤が取り付けられることが多く、装飾的な文様が施されている場合もあります。こちらは鉄の腐食のためなのか元々なのか文様はなく、シンプルで素朴な円盤となっております。
その用途は通貨としてのみならず、富の象徴や装飾品として腕や足に装着されることもありました。
金属の重量、コイルの数、デザインの複雑さによってその貨幣価値が決まっていたようです。
日常的な少額の買い物にはタカラガイ(Cowries)が使われ、このようなコイルの鉄貨は結婚の際の結納金、土地の購入、埋葬儀礼、罰金の支払いなどの大規模な取引に使用されました。
16世紀以前からイグボの鍛冶屋(特にエゼアグ Ezeagu 近郊の町など)で製造されていましたが、後にポルトガルやイギリスなどのヨーロッパ商人が、奴隷、象牙、パーム油との交換のために持ち込んだ貨幣によりじょじょに活躍の場が減っていったようです。
ですが、(なんと)1949年までは流通を続けていて、いまでもステータスを示す装飾品として見受けられることもあるようです。イグボのお家のなかでトロフィーや木彫りの熊のように堂々と飾られていたり、伝統のファッションとして息づいているのかもしれません。
(マニラは1949年4月1日をもって法廷通貨としての使用が正式に終了しています。)
こうした希少なコイルの鉄貨は骨董品や文化的アーティファクトとして高く評価されています。
イグボの社会ではいまでも裕福な人を指して「あの人は鉄のお金を持っている」と表現することもあるようです。
こちら底面は蚊取り線香のようなうずまき状になっています。イグボの地中から吸い上げたパワーを円盤のアンテナから放出していたのでしょうか?イメージの膨らむ存在感です。
底面のコイルが閉じているため装飾品として使用することは難しいですが、コイルを伸ばしフォルムを変化させることは可能と思われます。花器を中に入れて、お花を楽しむこともできます。
なにかよく分からない、ところがいいようにも思える、奇妙で気になるフォルムを有しているものです。
<参考サイト/参考画像>
イボ人 - wikipedia
Igbo Coiled Copper Alloy Currency Armlet (Manilla) - gotasworld.com
●原産国
ナイジェリア Nigeria
●CULTURE
イグボ/イボ Igbo/Ibo
●本体のおおよそのサイズ
h22.0cm × w9.6cm
●重さ
約1,048g
●素材
鉄/銅合金 iron,fer/copper alloy
●推定年代
1940-1970年頃
●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(fr)
●スタンドの有無
無
●商品数
1点
【重要】
*こちらの作品にはスタンドは付属しません。
*経年劣化による表面の剥離・キズ・欠け・汚れ等がございます。
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