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マハファリ族 鳥像 f_102

マハファリ族 鳥像 f_102

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南西マダガスカルのマハファリ族の人々のお墓に柱のように立てられる彫刻の一部です。

マダガスカル南部の権力者のお墓に立てるトーテムポールのような柱状の彫刻=墓標です。依頼を受けた職人が木を削り伝統的な墓標を生み出します。

ある職人はウシ1頭とひきかえに彫刻を作って暮らしてきたといいます。そして、その息子は「わしの彫刻は、海外でも高く評価されているので、ウシ1頭よりも高いよ。」と語っています。

自然の浸食を受けてジグザグの立体になった箇所がございます。地衣類が独自のテクスチャを作りだしています。

優れた造形が価値のあるものとされてか海外のマニアにいちはやく着目されて有名になっていくいっぽうで、この手の作品の盗難という由々しい事態が起きてしまっているようです。

日本では「日本民藝館」や「古道具坂田」での紹介により、じんわりとマダガスカルの部族の手による作品や情報が広まりつつあるように思います。

マハファリ族の他にサカラヴァ族(Sakalava)の「アルアル」と呼ばれる墓標も存在します。(マダガスカルの墓標の総称がアルアルなのかもしれません。)

1917年頃植民地時代に制定された新しい法によって誰もがアルアルを使用することが可能になりました。そのため、1917年以前のものは特に貴重とされています。そうした古い時代のほとんどは「コブウシ」や「鳥」をモチーフとしていたようです。

余談ですがマハファリ族の鳥像はやや丸っこくサカラヴァ族のものはしゅっとしたフォルムといった違いがあるようです。また、人物像や鳥のモチーフが多いとされるサカラヴァ族に対し、マハファリ族では鳥のモチーフはあまり用いられないそうです。

太陽や風雨にさらされてきたため木が劣化して独特の雰囲気を纏っています。一部に黄色いペイント?のような染料の痕跡があります。密度の高い硬質な木から削りだされたことが足の裏のカット面から窺い知れます。

マハファリ族ではあまり作られていないとされる「鳥」をモチーフにした作品です。見た目の割に硬質で密度のある1本の木から削り出されています。

<参考サイト>
墓標を刻む」(国立民族博物館)

●原産国
マダガスカル Madagascar

●部族
マハファリ Mahafaly

●材質
木、一部塗料、地衣類

●おおよそのサイズ
(本体)高34.0 cm x 幅8.0 cm x 厚10.5cm
*簡易的な台座が付属します。

●年代
19世紀末から20世紀初頭

●来歴
Ex. in situ
Ex. Private Collection(dr)
Ex. Private Collection(fr)

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