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ガーナで公開されていたBloodywood映画「SINBAD」(=「シンドバッド黄金の航海」)の宣伝ポスターです。
地元ガーナで良く知られていて伝説のポスター画家の1人といわれる MR.(Samuel)BREW氏(以下、氏)によるハンドペイントのオリジナル作品となります。
あまり聞いたことのない「Bloodywood」(ブラッディウッド)というのはガーナ映画産業の呼び名です。
経済規模をもつナイジェリアの「Nollywood」(ノリウッド)のように広く知られてはいないですが、いずれアメリカの「Hollywood」、インドの「Bollywood」に並び立ちそうな熱気がポスターから漂っています。
冒険映画「シンドバッド3部作」の2作目として1973年に公開された「シンドバッド黄金の航海」(The Golden Voyage of Sinbad)に登場する、ひときわ異様なクリーチャー「陰母神カーリー」をハンドペイントで描いた作品です。
「シンドバッド3部作」のシリーズは「シンバッド七回目の航海」(1958年)、「シンドバッド黄金の航海」(1973年)、「シンドバッド虎の目大冒険」(1977年)の順に公開されています。
本作ではストップモーション・アニメーターのレイ・ハリーハウゼン氏のダイナメーション技術(可動式骨格を仕込んだ人形を1コマずつ撮影するモデルアニメーション)により、ホムンクルス、サイレン、ケンタウロスといったクリーチャーが生き生きとぬるぬるとうごめいています。
wikipediaをみると「陰母神カーリー」はこのシリーズに登場するクリーチャーのなかでも「傑作とされ人気が高い」そうです。
登場するクリーチャーからカーリーを選択する氏の着眼点のするどさを伺い知れるかと思います。
おまけに映画のカーリーは顔がひとつなのですがポスターには3つの顔が描かれています。そうしたところにも氏のアーティストとしてのインスピレーションとサービス精神と自由を感じられる気がしています。
ポスター画家のベテラン勢である Leonardo、Awall Sunil Shetty、Papa Warsti、Armahsco(敬称略)の作品はギャラリーや個人コレクターや博物館にいち早く目をつけられて収集されたり本や展示で紹介されていきました。
しかしながら、氏の存在については「盲点」で「謎」に満ちていたようです。(かくれんぼの名人なのでしょうか)これまでのところ彼は「発見」されていませんでした。
でも、さすがにその存在が西欧にも知られてしまいました。そして、やっとのことで会う約束をしたとしてもそう簡単には約束通りに現れることはなかった、というような逸話が残っています。(きっとシャイなんだと思います。)
氏のポスターは小麦粉の袋に描かれているため西洋のギャラリーのひとつのトレードマークになっているそうです。
Bloodywood映画の宣伝のために「陰母神カーリー」を描いた傑作です。「MR. BREW」のサインが入っています。ガーナ映画への功績からするとその価値は計り知れないものかと思います。
氏の素性について具体的なことは不明でミステリアスな存在のままあとはおぼろですが、映画のワンシーンが迫ってくるような素晴らしい作品を描くことは分かっています。
そして、1990年から2010年くらいにかけてのガーナの映画館について知る人物であり、ポスター画家として高い人気を誇っていたという事実は今後も変わることはありません。
<参考URL>
「ストーリーに飢えたアフリカに「映画」が声を与えた」(wired.jp)
「シンドバッド黄金の航海」(The Golden Voyage of Sinbad)(wikipedia)
「レイ・ハリーハウゼン」(wikipedia)
「Tells the Story Behind the ‘Bloodywood’ Movie Poster Auction」(catawiki.com / Guest Blog)
陰母神カーリーのモデルとされる「Kali」(wikipedia)
●原産国
ガーナ Ghana
●Artist サイン
MR. BREW
●おおよそのサイズ
Height 146 cm、Width 110 cm
●素材
小麦粉の袋布、油彩 *フレームなし
●年代
-
●来歴
EX. in situ(現地収集品)
EX. private collection(from collector)

ガーナ映画 ハンドペイントポスター「SINBAD」 b_09
¥0
Taxes included.
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地元ガーナで良く知られていて伝説のポスター画家の1人といわれる MR.(Samuel)BREW氏(以下、氏)によるハンドペイントのオリジナル作品となります。
あまり聞いたことのない「Bloodywood」(ブラッディウッド)というのはガーナ映画産業の呼び名です。
経済規模をもつナイジェリアの「Nollywood」(ノリウッド)のように広く知られてはいないですが、いずれアメリカの「Hollywood」、インドの「Bollywood」に並び立ちそうな熱気がポスターから漂っています。
冒険映画「シンドバッド3部作」の2作目として1973年に公開された「シンドバッド黄金の航海」(The Golden Voyage of Sinbad)に登場する、ひときわ異様なクリーチャー「陰母神カーリー」をハンドペイントで描いた作品です。
「シンドバッド3部作」のシリーズは「シンバッド七回目の航海」(1958年)、「シンドバッド黄金の航海」(1973年)、「シンドバッド虎の目大冒険」(1977年)の順に公開されています。
本作ではストップモーション・アニメーターのレイ・ハリーハウゼン氏のダイナメーション技術(可動式骨格を仕込んだ人形を1コマずつ撮影するモデルアニメーション)により、ホムンクルス、サイレン、ケンタウロスといったクリーチャーが生き生きとぬるぬるとうごめいています。
wikipediaをみると「陰母神カーリー」はこのシリーズに登場するクリーチャーのなかでも「傑作とされ人気が高い」そうです。
登場するクリーチャーからカーリーを選択する氏の着眼点のするどさを伺い知れるかと思います。
おまけに映画のカーリーは顔がひとつなのですがポスターには3つの顔が描かれています。そうしたところにも氏のアーティストとしてのインスピレーションとサービス精神と自由を感じられる気がしています。
ポスター画家のベテラン勢である Leonardo、Awall Sunil Shetty、Papa Warsti、Armahsco(敬称略)の作品はギャラリーや個人コレクターや博物館にいち早く目をつけられて収集されたり本や展示で紹介されていきました。
しかしながら、氏の存在については「盲点」で「謎」に満ちていたようです。(かくれんぼの名人なのでしょうか)これまでのところ彼は「発見」されていませんでした。
でも、さすがにその存在が西欧にも知られてしまいました。そして、やっとのことで会う約束をしたとしてもそう簡単には約束通りに現れることはなかった、というような逸話が残っています。(きっとシャイなんだと思います。)
氏のポスターは小麦粉の袋に描かれているため西洋のギャラリーのひとつのトレードマークになっているそうです。
Bloodywood映画の宣伝のために「陰母神カーリー」を描いた傑作です。「MR. BREW」のサインが入っています。ガーナ映画への功績からするとその価値は計り知れないものかと思います。
氏の素性について具体的なことは不明でミステリアスな存在のままあとはおぼろですが、映画のワンシーンが迫ってくるような素晴らしい作品を描くことは分かっています。
そして、1990年から2010年くらいにかけてのガーナの映画館について知る人物であり、ポスター画家として高い人気を誇っていたという事実は今後も変わることはありません。
<参考URL>
「ストーリーに飢えたアフリカに「映画」が声を与えた」(wired.jp)
「シンドバッド黄金の航海」(The Golden Voyage of Sinbad)(wikipedia)
「レイ・ハリーハウゼン」(wikipedia)
「Tells the Story Behind the ‘Bloodywood’ Movie Poster Auction」(catawiki.com / Guest Blog)
陰母神カーリーのモデルとされる「Kali」(wikipedia)
●原産国
ガーナ Ghana
●Artist サイン
MR. BREW
●おおよそのサイズ
Height 146 cm、Width 110 cm
●素材
小麦粉の袋布、油彩 *フレームなし
●年代
-
●来歴
EX. in situ(現地収集品)
EX. private collection(from collector)
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