モバ族　村を守る木像　f_050

西アフリカギニア湾に面した国=トーゴから呪術師（占い師）が作った象徴的なスタイルを持つ「モバ像」をご紹介します。

まるでお地蔵さんのような、大きな頭がとてもかわいらしいです。

日本ではあまりなじみのないアイテムですが、アフリカの造形に通じているコレクターの間では人気の高いアイテムかと思います。

伝統的なこのモバ像の役割については諸説あって、祈りの対象として超自然の存在を表現したものとされたり、また、不安・厄災を退けるお守りといった意味合いを持たされたものだともいわれています。

モバ像の大きなものは部族の人々を保護するお守りのようなものとして、村の入り口や、家の祭壇の中をはじめ村のそここに置かれたりします。

こちらはサイズや服のようなものを着させられていることから、野外に置かれていたものではなく、おそらく家の中の祭壇に祀られていたものだと思われます。

そこまで古くはないものですが、風化した木肌に味があります。また首や、腰まわりには布が巻かれています。

●原産国
トーゴ Togo

●部族
モバ Moba

●サイズ
高さ　約40.0cm

●製作年代
-

●来歴
個人コレクター Ex.Private Collection(Osterreich)