マハファリ ゼブと地衣類 f_142
マハファリ ゼブと地衣類 f_142
マダガスカル南部に住むマハファリの人々が使用していた「アロアロ」と呼ばれる墓標の「ゼブ牛」(Zebu)です。
「アロ」という言葉はマダガスカル語で「仲介者」または「メッセンジャー」を意味するようです。
1958年頃にトゥリアラ(Tulear)近郊のアンパニヒ地方で見つかったものです。村の外にあるお墓にいくつも立てられる柱のようなもので、こちらはそのてっぺんの装飾部分にあたります。
南部の牧畜民の生活の基盤であるゼブは、精霊と祖先の魂=「ラザナ」(Razana)の依り代のようなものと考えられています。地上での生活と死後の世界での生活を結びつける最適な存在として、アロアロには欠かせないモチーフのひとつです。
マダガスカルの乾燥した気候に晒されて驚くような独自のテクスチャが生まれています。
長期間の風雨に耐えていた柱はついに土へと寝そべり、さらに年月を重ねてたくさんの地衣類をまとった姿になりました。そのようにゼブと過ごして時間を経たラザナはどこへ向かうのでしょう。台座部分には支柱から切り離した際にできたのこぎりの跡が見受けられます。
2つの角が当時の状態で残っています。耳の折れや経年のダメージやリペアはあるものの、全体としてとても良好な状態です。
<参考サイト>
墓標を刻む - 国立民族博物館アーカイブ
Aloalo - Wikipedia
Aloalo, Mahafaly Sculptures Of The Efiaimbelos - artmap.com
South-Western Madagascar - PDFが開きます sulama.de
●原産国
マダガスカル/トゥリアラ近郊アンパニヒ地方 Madagascar/Tulear
●部族
マハファリ Mahafaly
●本体のおおよそのサイズ
h24.0 cm, w15.0 cm
●重さ
約267g
●素材
木(Menabe hardwood)、地衣類
●年代
1958年以前
●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(de)
●スタンドの有無
無 - ややぐらつきがありますが自立します
●商品数
1点
【重要】
*こちらのお品にはスタンド等は付属しません。
*梱包・配送時に地衣類が本体から剥離する場合がございます。
*経年による地衣類の付着・修復・浸食・ワレ・欠け・スレ・汚れ等がございます。
Shipping
Shipping
送料
全国一律1,000円(税込)20,000円以上のお買い物で送料無料。
Notes
Notes
モニターや環境により商品の見え方が異なる場合がございます。商品は明るい照明の元で撮影しております。儀式使用と経年相応のダメージ、破損や修復、オリジナルの匂い等のある場合がございます。気になるものは商品名を添えて「お問い合わせ」から内容を送信ください。