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儀式マスク・装束写真集「Maske」 o_067

儀式マスク・装束写真集「Maske」 o_067

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仮面を着けて踊る人々を撮影し続けている、フィリス・ガレンボさん。そんなガレンボさんが、アフリカとハイチで撮影した“現役”の儀式装束が紹介されています。

写真家で美術の教授でもあるフィリス・ガレンボさんはアフリカ大陸と黒人奴隷の子孫が暮らすハイチで、仮面を着けて踊る人々を撮影しています。宗教の儀式や社会的儀礼などで行われる仮面を着けた踊りには、神聖さや伝承、風刺が込められているといいます。

この本で紹介されるのは、1998年~2010年にかけて撮影されたものです。

(照明のためでしょうか)スタイリッシュな写真は、儀礼の熱気・泥くささを捉えたというより、コマーシャルフォトのようにキマっている雰囲気です。そのためか、被写体となる何者かが「向こう側」からやってきたという非現実感がより際だっているようです。

木や皮の仮面、全身を草木で覆ったもの、ダンボールのゾウさん仮面にビニールのヒラヒラをつけた装束、「知恵は市場では買えない」という名の存在、祖先の象徴である「リキシ」…などなど、100点以上もの写真が紹介されていてにぎやかです。ファッションのお手本になるものもあるかもしれません。

なじみ深いところでは「ブワ族」のマスクだったり、「マミ・ワタ」と呼ばれる水の精霊、先祖の霊を表現するヴードゥー教の衣装「エグングン」(Egungun)が写真に収められています。

アフリカの仮面舞踏は男性中心の社会です。仮面を着けた者は危険な「向こう側」「あやしい世界」とつながるからと、女性は仮面から遠ざけられています。

美術史家のジーン・ボーガッティによれば「仮面を着けること自体、大きな危険を伴う行為だと考えられている」というように、いまだ儀式において特別な役割を担う仮面+装束。

「Maske」は、そんな“仮面のいま”“仮面の想像力”を垣間見ることができる写真集です。

参考サイト
ナショナルジオグラフィック「生き続ける仮面の魂
Amazonでも「Maske」は購入できます「Maske[ハードカバー

●出版社
Chris Boot; About Fashion a.版 (2010/9/30)

●著者
Chika Okeke-agulu (序論), Phyllis Galembo (写真)

●言語
英語

●ハードカバー
208ページ(カラー)

●サイズ
2.2cm x 22.3cm x 24.6cm

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