ザフィマニリ族 いつまでも未完成の文様扉 o_191
ザフィマニリ族 いつまでも未完成の文様扉 o_191
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¥60,000 JPY
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¥60,000 JPY
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マダガスカル中央高地南部の高原部に住むベツィレウ人のサブグループであり木工で知られるザフィマニリ族の伝統的な木の扉です。
幾何学文様の輪郭だけが彫られています。どうやら作っている途中の状態ですぐに使われだした特異なシチュエーションを経てン・マへとやってきたものです。
ザフィマニリ族を含む高地民族グループに属するベツィレウは「無敵の人々」という意味を持ちマダガスカルの部族のなかでも特権的な地位を占めているようです。
17世紀にマダガスカルをほぼ統一したメリナ人とともにベツィレウは「陽の下の民族」と呼ばれていて、歴史的背景と文化の違いからか海岸部に住む他部族とは対立しがちのようです。
家の窓枠や穀物庫に取り付けられる伝統的な木の扉です。硬質な1本の木から作られています。
幾何学を配した抽象的な文様を彫ることについて民俗学者から注目を集めている部族作品のひとつです。メインとなる文様デザインは21種類もあって、「8角形の星形は家族の結束」、「波型は忍耐力」といったようにそのデザインに固有の意味が込められているとされます。
コレクション品としてはもちろん、民俗学者・文化人類学者の研究対象としても垂涎の品かと思っています。垂涎というのは言いすぎかもしれませんが、個人的には涎がでるほど気に入っています。
マダガスカルの高原部には電気も水道もない村も多いといいます。おそらくインターネットにつながっていないため伝統文化がより純粋に続いているのだと思います。
それでも現代性もそこに浸透しつつあるようで、多くの家族がコンクリートと石で家を建てています。取り壊された家の材料は、もっと現代的なものを購入するために市場で販売されます。
こちらはそのようにして市場に流れて、1994年にアンブシチャ (Ambositra) で見つかったものです。1975年頃に作られたものと推測されます。
ちなみに、ベツィレウでは乾季の8月から10月にかけて独自の葬送儀礼にまつわるお祭りが盛んに行われるそうです。
「仮埋葬した遺骨を本埋葬するときや、墓を新築したときなどに催され、墓から遺骨を取りだし(~中略~)弔い直す一種の改葬祭である。」そうでベツィレウの人々にとって先祖供養の重要性を感じます。
また、「死者の記念のために、死後1年ないし数年のうちに、石の立柱(男石vato lahyと呼ばれる)あるいは平たい円形の石(女石vato vavy)を配置することが特徴」とされ、死者を祀るお墓のような場所がベツィレウの村のどこかにあるようです。
ザフィマニリ族が実際に使用していた素朴な扉です。
経年使用により、欠け・ワレ・ヒビ・シミ・浸食・汚れといったダメージ等がございます。この手のザフィマニリの扉としてはすこぶる良好な状態だと思います。
詳細は掲載写真にてご確認をお願いいたします。お品の写真はやや明るめに撮影したものです。気になる点やご質問等がございましたら、「お問い合わせ」からご連絡をお願いいたします。
<参考サイト>
「ベツィレウ人」(wikipedia)
「ザフィマニリ」(wikipedia)
「祖先の島・マダガスカルの祭り」(マダガスカル研究懇談会)
「「減退する森と人」-ザフィマニリ社会について-」(マダガスカル研究懇談会)
「メリナ王国」(wikipedia)
「メリナ人」(wikipedia)
「フィアナランツォア」(wikipedia)
●原産国
マダガスカル中央高地南部 Madagascar
フィアナランツォア州 Fianarantsoa
●部族
ザフィマニリ族 Zafimaniry
●本体のおおよそのサイズ
高46.0 cm x 幅33.0 cm x 厚3.0cm
●素材
広葉樹
●重さ
約 - g
●推定年代
1975年頃
●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(de)
【重要】
*こちらのお品にはスタンド等は付属しません。
*経年使用により、欠け・ワレ・ヒビ・シミ・浸食・汚れといったダメージ等がございます。この手のザフィマニリの扉としてはすこぶる良好な状態だと思います。
幾何学文様の輪郭だけが彫られています。どうやら作っている途中の状態ですぐに使われだした特異なシチュエーションを経てン・マへとやってきたものです。
ザフィマニリ族を含む高地民族グループに属するベツィレウは「無敵の人々」という意味を持ちマダガスカルの部族のなかでも特権的な地位を占めているようです。
17世紀にマダガスカルをほぼ統一したメリナ人とともにベツィレウは「陽の下の民族」と呼ばれていて、歴史的背景と文化の違いからか海岸部に住む他部族とは対立しがちのようです。
家の窓枠や穀物庫に取り付けられる伝統的な木の扉です。硬質な1本の木から作られています。
幾何学を配した抽象的な文様を彫ることについて民俗学者から注目を集めている部族作品のひとつです。メインとなる文様デザインは21種類もあって、「8角形の星形は家族の結束」、「波型は忍耐力」といったようにそのデザインに固有の意味が込められているとされます。
コレクション品としてはもちろん、民俗学者・文化人類学者の研究対象としても垂涎の品かと思っています。垂涎というのは言いすぎかもしれませんが、個人的には涎がでるほど気に入っています。
マダガスカルの高原部には電気も水道もない村も多いといいます。おそらくインターネットにつながっていないため伝統文化がより純粋に続いているのだと思います。
それでも現代性もそこに浸透しつつあるようで、多くの家族がコンクリートと石で家を建てています。取り壊された家の材料は、もっと現代的なものを購入するために市場で販売されます。
こちらはそのようにして市場に流れて、1994年にアンブシチャ (Ambositra) で見つかったものです。1975年頃に作られたものと推測されます。
ちなみに、ベツィレウでは乾季の8月から10月にかけて独自の葬送儀礼にまつわるお祭りが盛んに行われるそうです。
「仮埋葬した遺骨を本埋葬するときや、墓を新築したときなどに催され、墓から遺骨を取りだし(~中略~)弔い直す一種の改葬祭である。」そうでベツィレウの人々にとって先祖供養の重要性を感じます。
また、「死者の記念のために、死後1年ないし数年のうちに、石の立柱(男石vato lahyと呼ばれる)あるいは平たい円形の石(女石vato vavy)を配置することが特徴」とされ、死者を祀るお墓のような場所がベツィレウの村のどこかにあるようです。
ザフィマニリ族が実際に使用していた素朴な扉です。
経年使用により、欠け・ワレ・ヒビ・シミ・浸食・汚れといったダメージ等がございます。この手のザフィマニリの扉としてはすこぶる良好な状態だと思います。
詳細は掲載写真にてご確認をお願いいたします。お品の写真はやや明るめに撮影したものです。気になる点やご質問等がございましたら、「お問い合わせ」からご連絡をお願いいたします。
<参考サイト>
「ベツィレウ人」(wikipedia)
「ザフィマニリ」(wikipedia)
「祖先の島・マダガスカルの祭り」(マダガスカル研究懇談会)
「「減退する森と人」-ザフィマニリ社会について-」(マダガスカル研究懇談会)
「メリナ王国」(wikipedia)
「メリナ人」(wikipedia)
「フィアナランツォア」(wikipedia)
●原産国
マダガスカル中央高地南部 Madagascar
フィアナランツォア州 Fianarantsoa
●部族
ザフィマニリ族 Zafimaniry
●本体のおおよそのサイズ
高46.0 cm x 幅33.0 cm x 厚3.0cm
●素材
広葉樹
●重さ
約 - g
●推定年代
1975年頃
●来歴
EX. in situ.
EX. gallery collection(de)
【重要】
*こちらのお品にはスタンド等は付属しません。
*経年使用により、欠け・ワレ・ヒビ・シミ・浸食・汚れといったダメージ等がございます。この手のザフィマニリの扉としてはすこぶる良好な状態だと思います。
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